何度も観ている映画②

前回の記事の続き。

 

私は基本的にかなりの怖がりなので、不安になる映画はあまり進んで見るほうではありません。痛い描写は絶対無理×なので、スプラッタものはほんとに見たことがないです。

あと恐怖の種類も多岐にわたるため、ホラーやサスペンスでなくても主人公がありえないやらかしをしてこれ絶対怒られるやろとか、友達皆に嫌われて孤立するやろ、みたいなシーンも苦手です。それを踏まえて安心して観られる映画、というのが好きなのですが、改めて記事にすると、結構怖かったり嫌だなと思う描写がある作品が多いので名作映画ってすごいなぁと思わされました。

 

では本題に入ります。

サブスクを利用して見まくっている映画の一つで、観ると必ず京都に行きたくなる、私のようなボッチ陰キャでも共感できる青春が描かれている『鴨川ホルモー』(2009)。

 

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万城目学による同名小説を映画化したもので、私は映画を観た後に原作を読みましたが、原作の小説もだいぶ面白いのでほんとにおすすめです。くだらないっていえばくだらないんだろうけど、頭いい人がその英知を全振りしたくだらなさってホントに面白くて、スピンオフ小説も買って楽しんでます。

原作を映画を観た後に読んだためか、映画にはないシーンなども実写版のキャストが頭に浮かんで楽しい読書ができました。

京都の四季が美しく、その中で繰り広げられる独特の青春群像劇です。

 

次はスウェーデンの児童小説が原作の『ロッタちゃん はじめてのおつかい』

(予告動画がYouTubeに転がってなくて残念)

これはロッタちゃんがただただわがままで可愛くて、北欧の風景やインテリアが素敵で、隣のおばさんがめちゃめちゃ優しくてほんとに平和な映画です。子供が巻き起こすドタバタハラハラはありますが、嫌な人も怖い人も出てこないし、観てて楽しい映画です。娘がもう少し大きくなったら一緒に観ようかな。

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続いてはソフィア・コッポラ監督の『ヴァージン・スーサイズ』(1999)

リズボン家の美しい5人姉妹。学校以外で外とのかかわりもなく、男の子と接する機会もない彼女たちのミステリアスなところが、近所の男の子グループのあこがれと好奇心の的。

これは、ストーリーはあやふやでよくわからない。私の脳の性能の問題が大きく影響しているんだろうけれど、なんでこういう結末を迎えるのか。

物語は、その結末について長い時間を経た後も調べ続ける男の子のグループが語り部となって進行しているので、結局のところその心は彼女たちにしかわからない、ということなのかなと解釈しています。

分からんけどな。

この映画はアートワークが秀逸なのと、今作以降もソフィア・コッポラの作品で印象的な美女を演じており、ミューズともいえるキルスティン・ダンストの演技ともいえない演技から目が離せない作品です。

キルスティン・ダンストが演じる14歳の四女ラックスは、ミステリアスな姉妹の中でも際立って色気があり大人っぽく、いたずらに男の子たちを翻弄するファムファタル的な立場で、劇中のラックスの振る舞い一つ一つが印象に残っています。

可愛い、とかきれい、とかエロい、とかで表しきれない魅力。。。

ストーリー自体は意味不明なわりに胸糞系なのでご覧になるときは注意してください。

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他にも好きな映画や人に薦めたい映画はいくつかありますが、私自身が何度も何度も観た映画、というとこれくらいです。

ゆっくり映画見たいなぁ。